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5αリダクターゼは2種類存在します。
★Ⅰ型5αリダクターゼ
前頭部の皮脂腺に多く存在し、脱毛原因だけでなく、過剰な
皮脂分泌の原因になり得る。にきびが多い人や、脂性の多い人に多い。
★Ⅱ型5αリダクターゼ
ヒゲや体毛の濃い人に多い。頭頂部全体にまんべんなく存在し、
ジヒドロテストステロンを生成して毛乳頭を攻撃し、脱毛の原因になる。
(医療用医薬品はⅡ型のみに有効)
では、
なぜ、5αリダクターゼが抜け毛を引き起こすのか?
男性ホルモンのTS(テストステロン)が5αリダクターゼを
変換酵素の働きを受けることで、
結果、
DHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンに変換される。
このDHTが毛乳頭に働きかけ、毛母細胞を委縮させます。
結果
①髪の成長期の短縮化
②毛包の委縮化
③硬毛の軟毛化
こられらが起こり脱毛が促進されます。
5αリダクターゼの存在する場所
※Ⅰ型・・ほぼ全身の皮脂腺に分布
※Ⅱ型・・頭皮(主に前頭部と頭頂部)・脇・髭・陰部などの毛乳頭細胞に存在する。
Ⅱ型の5αリダクターゼが薄毛の原因となるジヒドロテストロン(DHT)に働きかけることが
わかっています。
さらにAGAは前頭部と頭頂部周辺が薄くなったり、抜けやすい特徴があります。
これもⅡ型の5αリダクターゼが集中的に分布していることが大きな原因です。
Ⅱ型の5αリダクターゼが同じく多く存在する脇やヒゲ、陰部では脱毛作用ではなく、
反対に発毛作用が強く働きます。
ちなみにヒゲが白髪になる原因はメラノサイト(色素細胞)という細胞の
機能低下が考えられます。白髪に関しては年齢的なことが大きく関係していると思うますが、
20代でもヒゲに白髪を見つけたら、生活習慣を見なしてみてください。
なんとなく、ヒゲや脇毛は濃くなったと感じられる時は、5αリダクターゼの
働きが活性して薄毛になり易い体質になってきたと考えられます。
5αリダクターゼと薄毛の関係
5αリダクターゼは、薄毛かどうか問わずどんな人にも頭皮に存在します。
薄毛になるかどうかは5αリダクターゼの活性度合いで大きく変わります。
5αリダクターゼの活性度合いは、遺伝子が影響します。ご両親の薄毛の度合いで
引き継がれてしまう可能性がありますので、気になる方は早めのケアを!
まとめ
髪のサイクルが短縮してくると、本来育つべき育たなくなります。
特にH型で髪の毛が気になってきた方で、最近気になる。と
ご来店頂く方は、大体、1年前くらいから症状はでてきてるなぁと
施術して感じます。
気になりだしたら、楽観視せず、頭皮ケアをして頂きたいです。
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