①男性型脱毛症(AGA)
1. 男性型脱毛症（AGA）とは？
AGAは、遺伝的要因と男性ホルモンの影響によって引き起こされる、
男性の髪の毛のヘアサイクルの正常に機能しなくなる問題です。
この症状は、頭頂部や前頭部の髪が徐々に薄くなり、髪の毛の成長サイクルが
短くなることから発生します。これは、髪の毛の細胞が男性ホルモンである
ジヒドロテストステロン（DHT）に敏感に毛母細胞に作用して髪の毛の成長を
阻害することで発症すると考えれています。
| 年代 | 発症率 | 比率 |
| 10～20代 | 10％ | 10人に1人 |
| 30代 | 20％ | 5人に1人 |
| 40代 | 30％ | 3人に1人 |
| 50代 | 45％ | 2人に1人 |
| 60代以上 | 50％ | 2人に1人 |
日本皮膚科学会が推奨する「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」からのデータです。
※2017年のデータになりますが、現在もさほど変わりのないデータになります。
★10～20代は10人に1人の発症率ですが、30代になると5人1人、40代になると3人に1人と
発症率はほぼ倍近く上がっています。
男性の場合は、主に30代後半から発症する場合が大半でしたが、
18～25歳のAGAの相談も増えてきています。
年齢も早くなってきていますが、発症（AGAと気づいてから）の
スピードも速くなってきている感じがします。
2. 若年性脱毛症（AGA）
※若年性脱毛症は、ＡＧＡの特別なケースで、10～20代の若い男性に見られます。
若い年齢ながら髪の毛の薄さや抜け毛が進行してしまうことです。
ＡＧＡ発症者の約10％が10～20代になります。
★若年性脱毛症の特徴
※前頭部での髪の毛の薄さが顕著になることが多い。
※進行が早いことがある。
※遺伝的な要因を生活習慣の乱れやストレスの影響で引き出している影響が大。
10代でも発生する「若年性脱毛症」
高校生などの思春期の10代後半から起こる薄毛や抜け毛のことを
「若年性脱毛症」と呼ばれています。
若ハゲなどの言葉でもピンとくる方もいらっしゃるかも・・
高校生・大学生の薄毛・抜け毛も一般的な男性型脱毛症（AGA）と症状は同じです。
生え際を中心にM字型に髪の毛が薄く抜けていく方もいれば、
頭頂部を中心にO字型に薄くなっていくという方いらっしゃいます。
※当店にいらっしゃる10代の学生さんで薄毛に悩んでいらっしゃるお客様は
ほとんどがM字型で来店頂く時にはかなり進行している感じがします。
「若年性脱毛症」の進行はとても速く、気づいた時には何かしらの対応策を行動して
いかないと、あッという間に進行していきます。その分、回復力のスピードもとても
速いので、手遅れになる前に頭皮ケアをはじめてください。
AGA発症者の約10％が10～20代！
冒頭の表で年代別の発症率を書きましたが、かなり衝撃的な数字ですが、
年々増加しているイメージがします。
若年性脱毛症は、その名の通り、10代後半から20代前半の方に発症する脱毛症のことで
AGAは思春期以降に始まり年齢に応じて徐々に進行する脱毛症のことですが、
日本人の男性の場合は20代後半から30代にかけて目立ってくる方が多く、
徐々に進行して40代以降にはAGAの状態が完成するとされています。
40～50代で発生する「壮年性脱毛症」もAGAのくくりと言われています。
40～50代の男性に見られる壮年性脱毛症もAGAの一部として分類されます。
男性ホルモンや遺伝的要因は若年性脱毛症と同じだが、「壮年性脱毛症」は
年齢と共に進行することが特徴です。
AGAは一生涯にわたり、壮年性脱毛症はその一部として考えられています。
★壮年性脱毛症の特徴
※年齢と共に進行し、髪の毛が細くなり、薄さが増す。
※頭頂部から前頭部における髪の毛の薄さが顕著になることが多い。
※年齢により遺伝的要因への影響が高まる。
「若年性脱毛症」と「壮年性脱毛症」の大きな違いは年齢になります。
両方ともAGAの一種で、発症や原因などにあまり違いはありません。
「壮年性脱毛症」の大きな特徴は年齢によるホルモンバランスの乱れ・・
年代別に体調管理が変わるように、頭皮ケアも年齢と共に変えていく必要があります。
進行性の脱毛症には変わりがないのですが、「壮年性脱毛症」の疑いのある
抜け毛には特徴があります。
※全体的に細い。
※毛根がない。
※毛根の形がいびつ（歪んている・とがっている）
髪の毛にも寿命があり、自然と抜け落ちますが、正常な抜け毛は全体的に
太くハリがあり、毛根部分が膨らんでいる特徴があります。
最近、抜け毛が増えたな・・抜け毛を手にとって上記の3つにはてはまらないか、
確認してみてください。
※30代後半から薄毛を心配してご来店頂く方はＯ字型とＭ字型というより
オデコ全体が後退して、非常に短くホワホワした細い髪の毛が増えている方が
多い感じがします。
②女子男性型脱毛症（FAGA）
男性の薄毛に多く見られる男性型脱毛症（AGA）とよく似た抜け方を
する女性の脱毛症のことです。
③円形脱毛症
ストレスや他の原因で部分的に起こる脱毛症
④脂漏性（しろうせいせい）脱毛症
ホルモン作用説や栄養不良説、過剰ストレス説など様々ありますが、いずれにせよ、
頭皮の大量の脂汚れを放置することで脂漏性脱毛症は悪化します。
まとめ
①～④までをあとからしっかり説明いたしますが、当サロンでも
4月にはいってから週にお一人は脂漏性脱毛症を疑う、お客様のご来店が
ありますが、20代の男性で一人暮らしの方ばかりでした。（当サロンの来店の方）
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